概要:光明寺に引き続き材木座界隈の社寺を巡った。九品寺→実相寺→五所神社→来迎寺→長勝寺の順に巡る。鎌倉幕府ゆかりの寺と地元守護の神社そして日蓮上人の長勝寺と材木座の散策を堪能。

アクセス:JR鎌倉駅東口「九品寺」行き京浜急行バスで九品寺下車
その他:「来迎寺」、「実相寺

九品寺:九品寺(くほんじ)鎌倉幕府を滅亡に追い込んだ「新田 義貞(源 義貞)」が建武3(1336)年北条一族の菩提を弔うため風航順西を開山として創建したと伝わる、鎌倉攻めの本陣が置かれた地。
九品寺:鎌倉三十三観音霊場の第十六番札所の石碑。
九品寺:総門から本堂を見る、総門の額に山号「内裏山」とある。本堂から左へ庫裡、薬師堂と建ち並んでいる。
九品寺:本尊は阿弥陀如来(非公開)、ボケの花が見頃だった。
実相寺:鎌倉では要所にこのような分かりやすい道案内が整備されているので滅多に迷うことはない。
実相寺:九品寺からゆっくり歩いて5分ほどで住宅街にひっそりとたたずむ実相寺へ、山号は弘延山。文永8(1271)年、日蓮の弟子日昭が濱土法華堂として開いたのがはじまりだとか。現在の本堂は明治の火災後の再建。
五所神社:実相寺から1分ほどで材木座の鎮守社「五所神社」へ、石の鳥居をくぐると参道両脇阿吽の狛犬に出迎えられる。静かな参道に控えめな桜がよく似合っていた。
五所神社:狛犬と桜。
五所神社:関東大震災の時崖崩れで倒壊、現在の本殿は1931年再建。ちなみに五所神社の名の由来は1908年材木座村と乱橋村が合併したとき、乱橋村の3社と材木座村の2社を合わせて「五所神社」としたとか。
来迎寺:随我山 来迎寺、 1194年源頼朝が三浦大介義明の霊を弔うため建立した真言宗「能蔵寺」がはじまりとか、後に時宗(じしゅう)に改宗、随我山 来迎寺として現在に至るという。
来迎寺:材木座の来迎寺はミモザの大木でも有名だと何かに書かれていた、とすれば今頃見頃では...しかし見あたらない。帰宅後調べてみると2010年暮れの強風で倒壊してしまったが判明、残念。
長勝寺:来迎寺から北東へ道なりに150m程歩き突き当たったら右折、日蓮宗「石井山(せきせいざん) 長勝寺」の塀沿いに行くと途中、境内への木戸が開いていたので、そこから長勝寺境内へ、眼前に東へ向いて本堂前に屹立する日蓮上人(高村光雲作)と四天王像は圧巻だった。
長勝寺:春の日差しの下、桜の花影で参道が華やいだ雰囲気だった。
長勝寺:宝珠と方形屋根の本堂と「帝釈尊天」の額。
長勝寺:総門と参道。
長勝寺:本師堂。
長勝寺:こちらが総門。