概要:朝、平湯温泉からバスで高山駅へ、そこから高山本線に乗り継ぎ「飛騨古川」駅へ、午前10時少し前に着く。前回2年程前の12月初旬に訪れたときは前夜の雪が残っていてやたら寒かった記憶が鮮明に残っている。今回は盛夏の8月、しかし標高500mのこの地は猛暑の東京に比べれば過ごしやすい。

快晴の駅に下り立つ、この日は飛騨高山と飛騨古川を散策予定、喧噪が予想される高山にくらべ静かな夏の飛騨古川で古い町並をぶらぶらと散策。

アクセス:高山本線「飛騨古川」駅下車すぐ
その他:「飛騨古川」公式観光サイト、「飛騨古川まつり会館

飛騨古川:飛騨古川駅前、到着した列車からほとんど下り立つ人がいなかった、静かな駅前だ。
飛騨古川:駅前の大通りを150m直進、突き当たったら左折して80m直進、殿町交差点を右折して前方を見ると100m程先に「瀬戸川と白壁土蔵」の大きなイラスト看板が見える。飛騨古川を代表する白壁土蔵の町並みへの入口だ。
飛騨古川:イラストの所で右折する、300m程瀬戸川に沿って白壁土蔵の古い町並みが続く。
飛騨古川:瀬戸川に架かる小橋を渡り店に入ることができる、白壁土蔵の建ち並ぶこの瀬戸川の反対側が飛騨古川のメインロード一之町で造り酒屋を含む重厚な町家が立ち並ぶ。
飛騨古川:瀬戸川を泳ぐ鯉を見るのは今回が初めてで、12月初旬に訪れた時には鯉がいなかった、雪の降る冬は雪を流す水路として利用するため鯉は別の場所へ移動させられているとか。
飛騨古川:毎年1月15日に行われる飛騨古川冬の風物詩「三寺まいり」で詣でるお寺の一つ「円光寺」が瀬戸川を挟んで白壁土蔵の対岸に静かな佇まいで鎮座していた。
飛騨古川:広い円光寺境内の端で瀬戸川が直角に右折していた、緩やかに流れる時間のなかでゆらゆらと泳ぐ鯉。若山牧水の歌碑ある。
飛騨古川:樹齢700年といわれる大イチョウと蓬莱の白壁土蔵。
飛騨古川:白壁土蔵のイラスト看板からここまで300m程、円光寺に立ち寄り約40分振り向けばこのような情景に癒される。
飛騨古川:「飛騨の匠文化館」、今回は「飛騨古川まつり会館」へ立ちよりこちらは外観のみ、初めて訪れる方は左の建物の2階から俯瞰する瀬戸川の情景がお勧めだ。
飛騨古川:飛騨の匠文化館前の起こし太鼓の広場を横切り前回立ち寄らなかった「飛騨古川まつり会館」へ。
飛騨古川:まつり会館内部、飛騨古川に9台ある祭屋台のうち常時3台が展示されているという。広い館内は吹き抜けの1階とそれを取り巻く2階で構成される開放的なレイアウトになっている。「飛騨古川祭」は桜が咲き始める頃、毎年4月19・20日に行われるという。日程に余裕があれば飛騨高山の山王祭(4月14・15日)と豪華なはしご旅もありかも。
飛騨古川:起こし太鼓の里広場、この近くで手打ち蕎麦の昼食タイムを取る。
飛騨古川:まつり会館交差点から北東へ約300mにある「飛騨市美術館」へ立ち寄り、ひととき浮き世を忘れ、柄にもなくアート空間へワープしてみることにした。岐阜県神岡町出身の貼り絵作家井上あき子さんの特別展が開催されていたので鑑賞した。
飛騨古川:どこでもそうだが、美術館のアプローチは個性的で楽しめる、屋外展示のブロンズ(タイトルG線上のアリア)をみつつ展示室へ。
飛騨古川:飛騨市美術館を出て来た道をそのまま戻り、一之町へ、江戸時代から続く生掛和ろうそくの老舗「三嶋和ろうそく店」。残念なことにこの日は定休日だったので、7代目三嶋順二さんの実演を見ることはかなわなかった。
飛騨古川:創業300年の蔵元「蒲酒造場」。
飛騨古川:大横町の通を三之町方面へ向けて歩く、重厚な飛騨の町家を見つつふらぶらと歩く。
飛騨古川:ぶらぶら歩きで三之町まできて「ガラス博物館駒」へ入る。コンパクトな展示室でひとときガラス器を鑑賞。
飛騨古川:飛騨古川の古い町並みを何となくぶらぶら歩いて約4時間、飛騨古川駅へ..午後2時、次の目的地飛騨高山へ...