概要:涼を求めて松本→上高地→乗鞍岳→飛騨高山→白川郷の順で5泊6日の旅に出る、初日は松本市内を散策した。遙かな昔、短い夏休みを利用して山小屋2-3泊で会社の仲間と北アルプストレッキングを幾度か楽しんだ思い出がある。しかし、松本駅は通過のみで一度も下車したことがなかった、今回は現存12天守国宝「松本城」を見るために松本駅前のホテルに1泊。早朝JR新宿駅でスーパーあずさ1号に乗車、松本着9時39分、ホテルのフロントに不要な荷物を預け、松本市内散策を開始。

アクセス:JR松本駅
その他:「松本広域観光ガイド

松本:JR松本駅構内、明るく清潔な構内だ、最後に訪れてからあまりにも時が経ち以前の記憶は全くない。
松本:不要な荷物をホテルのフロントに預け市内散策へ、ガイドブックのおすすめに従い様々なショップの立ち並ぶ公園通りを歩き「花時計公園」を経て「松本城公園」へ至るコースで散策。
松本:特別な景観条例でも有るのだろうか松本城公園へ続くビルが建ち並ぶ本町通り、歩く目線でみると落ち着いた雰囲気だ。
松本:ビルになまこ壁風の意匠が施されている、ポスターを見て水玉模様がトレードマークの草間弥生が松本出身だと知る。
松本:本町通りを松本城公園へ向けて進むと「千歳橋(せんさいはし)」に行き着く、町人町の本町地区と武家町の大名地区を分ける女鳥羽川(めとばがわ)に架かっている。対岸には日本一大きな振り子時計がシンボルの「松本時計博物館」があり、休日にはSPレコードのミニコンサートが開催されるとか。
松本:千歳橋手前で右に入り今も蔵造り商家が残る「中町通り」へ、蔵造りと蔵造り風ショップが建ち並ぶ、山並みは美ヶ原方向だろうか。
松本:中町通には落ち着いた雰囲気のショップが建ち並ぶ。
松本:土蔵になまこ壁のクラッシックな店舗。明治21年の大火後建てられた「土蔵」の一つだろうか、小江戸川越同様耐火建築として多くの土蔵造りが建てられそれが所々に残っていて「蔵の町」の雰囲気を醸し出していた。
松本:一見すると普通のビルが建ち並んでいるように見える。
松本:ビルでありながら、歩行者目線で見るとこのようになまこ壁風の意匠と軒の瓦で印象が全く異なって感じられる。清潔で落ち着いた雰囲気の蔵の町風情を残す町並みだ。
松本:黒漆喰の蔵の店。
松本:中町通りの「まちめぐり案内」で現在地を確認。
松本:中町通り中心部にある「中町・蔵シック館」造り酒屋を移築したものだとか、この日は作陶展が開催されていた。白壁、黒漆喰そしてなまこ壁の程よいバランスがが重さを感じさせない。
松本:ショーウインドウに「松本民芸家具」と書かれたショールームへ入ってみた、椅子、テーブルなど素晴らしい仕上がりとデザインの民芸家具が細長い店内に置かれていた。民芸運動と松本民芸家具の関わりはこちらから
松本:「松本はかり資料館」、明治35年創業の「竹内度量衝店」閉店により、松本市が資料館として整備・開館(平成元年)したものだとか。
松本:平入りの蔵造り3軒が軒を連ねていて、ひとまとめにして「ちきりや工芸店」のようだ、陶器、ガラス器など多種多様な民芸品を扱っていた。
松本:中町通りの散策を終え女鳥羽川を渡り大名町地区へ、雰囲気が変わり観光客目当ての土産物店が軒を連ねるなわて通り。
松本:信州といえば「そば」だろうか、近くの弁天(本店)で信州そばに舌鼓を打つ、冷房の効いた店を出る、標高600mの松本も結構な暑さだった。
松本:なわて通りを散策、四柱神社に立ち寄り少し歩くと先ほどの千歳橋へ、ここで大名町通りを北進して松本城公園へ向かう。
松本:町中の道祖神。