概要:琴平駅14時58分発土讃線特急南風13号へ乗車、高知駅着が16時38分、高知駅からタクシーで追手門へ、着いたのが午後5時少し前。この時間では天守へ入ることは出来ないだろうと思いつつ追手門から場内へ入る、まっこと幸運なことに「高知城花回廊」というイベント(4月6日~8日午後6時~午後10時)の初日だったのだ!そのため天守閣に入ることができた。高知城は四国で4つある現存天守の一つで本丸部分が完全な形で残っているのは全国現存12天守の中でこの「高知城」だけだとか。

アクセス:JR四国土讃線「高知」駅からバス約10分、徒歩約25分
その他:「高知城」公式HP吉野川

JR土讃線:大歩危付近の車窓風景。眼下に深くV字に刻まれた日本三大暴れ川の一つ吉野川(四国三郎)の急流を間近に見ながら険しい四国山地に穿たれたいくつものトンネルを通り抜けて疾走する土讃線車窓風景は素晴らしかった。
JR土讃線:高知駅へ着く、すでに日はかなり傾き駅の時計を見ると午後4時40分だった。目的地「高知城」へ急がねば、多分城内へは入れず外から見るだけだろう。
高知城:ともかく駅前からタクシーに飛び乗り追手門へ急ぐ、追手門近くの堀、この先に高知県庁がある。
高知城:「追手門」ここが山内一豊で知られる土佐の「高知城」正門だ、午後5時、幸いなことにまだ開門していた!焦る気持ちを抑えて城内へ..
高知城:日はだいぶ傾いてきた、見上げると二の丸御殿跡へと続く石段に沿ってピンクのぼんぼりが連なる。幸運なことにこの日が「高知城花回廊」というイベントの初日だったのだ!他の日だったら追手門で引き返さなければならなかったのだろう。板垣退助の銅像を横目に急ぎ二の丸御殿跡へむけて上る。
高知城:ライトアップされた花回廊のオブジェを見つつ急坂を登る。4層6階、大きな千鳥破風の上に唐破風という端正な高知城天守を間近で仰ぎ見る。
高知城:石段上に夕陽で赤みを帯びた満開の桜が出迎えてくれた。
高知城:三の丸跡地から天守閣を見る、天守最上階に回縁が設けられている望楼型天守という形式とか、黒漆の高欄が美しい。
高知城:二の丸御殿跡地から見る天守閣、本丸と二の丸は別ブロックの石垣の上に築かれている。写真左側の詰門が二の丸と本丸の間をつなぐ通路となっている。詰門の先で丁字を成しているのが「廊下門」。
高知城:6時から始まるイベントの準備中のようだった、今日中に高松まで戻らなければならないのでイベント見物はパス。高知泊まりだったら翌日祖谷に寄ってから松山へ行けたのにと若干後悔したが後の祭りだ。
高知城:これが詰門で二の丸と本丸を結んでいる通路、かつては「橋廊下」とよばれ2階が家老・中老などの詰め所だったことから現在は「詰門」と呼ばれているとか。写真で奥に見えているのが本丸への入口で突き当たりの階段部が廊下門。
高知城:廊下門をくぐり石段を登り詰めれば本丸だ!本丸御殿(右)と天守が連結している珍しい形態だ。
高知城:本丸に展示されている高知城のジオラマ、今通ってきたコースを目で辿る。
高知城:天守閣望楼北側からの眺望、市街地の背後は山脈、反対の南側8キロほど先が桂浜の土佐湾だ。桂浜とはりまや橋は次回のお楽しみとした。
高知城:本丸御殿内部、奥に上段の間がある。現存天守12城の中で「本丸御殿」を残しているのはこの高知城のみとか。
高知城:廊下門内部。
高知城:天守と本丸御殿表玄関、城内を一巡りして外へ出て「鉄門」へ、ここから見る市街地と夕陽が印象に残った。
追手筋:追手筋といわれるこの道が日本の道100選に選ばれている。四国の現存天守巡り2城目の高知城を後にして、フェニックス並木の南国的な追手筋をそぞろ歩きで高知駅へ向かう。
高知駅:月の桂浜見たかった..と思いつつ高知駅高架下の居酒屋でほろ酔い夜食を決め込む。
高知駅:高知駅構内、龍馬とお龍さん、やはり坂本龍馬ゆかりの地だ。19時34分発特急「しまんと8号」に乗車、列車は四国山地漆黒の闇を疾走し終点高松駅着21時41分、朝の「丸亀城」に始まり→昼の「こんぴら参り」→夕暮れの「高知城」、欲張り過ぎだったかな?。