概要:御由緒によれば、松尾大社は京都最古の神社で背後の松尾山の神霊を祀って、生活守護神としたのが起源とか。現在の本殿は室町初期の応永4年(1397)の建造、箱棟の棟端が唐破風形なのは他に類例がないとか、重厚にして雅な外観。重森三玲作の3つの昭和の庭園を巡ってみた。

アクセス:京都駅前から市バス28系統・京都バス73系統で「松尾大社前」、または阪急嵐山線「松尾」駅下車徒歩3分
その他:「松尾大社公式HP

松尾大社:参道入り口の大鳥居、なにやら徳利のようなオブジェが2つ。
松尾大社:午前9時少し前、参道にはまだ日がさしていなかった。
松尾大社:2番目の鳥居越しに楼門がみえる。鳥居から垂れ下がっている榊の小枝を束ねたものは脇勧請といわれるもので平年12束、閏年13束が習わしだとか。
松尾大社:楼門は江戸時代初期の作とか、願い事を記した多くの杓子がたれ下げられていた、絵馬みたいなものだろうか。
松尾大社:楼門と紅葉。
松尾大社:「手水舎」亀の井の霊泉と関わりがあるのだろうか、境内にある「亀の井」の水が酒造りに良いとかで酒造りの神としても厚く信仰されているそうだ。
松尾大社:拝殿、来年の干支が描かれた巨大な絵馬。
松尾大社:すがすがしい好天の朝日、御輿庫にはおびただしい数の酒樽が。
松尾大社:本殿、社務所、拝殿。
松尾大社:松尾造りといわれる本殿、。
松尾大社:あらかじめ拝観受付で拝観券を購入して、本殿北側のここから庭園へ入る、「曲水の庭」と「上古の庭」はこちらから、「蓬莱の庭」は離れた客殿横の別の入り口から入るので少しとまどってしまった。
松尾大社:これが「曲水の庭」で御手洗川の清水が曲線を描きながら優雅に流れていた。3つの庭は全て重森三玲氏の設計で昭和50年の完成、京都の庭としてはごく新しいものだ、3つの庭の石は全て徳島県吉野川の青石だとか。庭の上方に見えるのが「宝物館」。
松尾大社:これが「曲水の庭」で御手洗川の清水が曲線を描きながら優雅に流れていた。3つの庭は全て重森三玲氏の設計で昭和50年の完成、京都の庭としてはごく新しいものだ、3つの庭の石は全て徳島県吉野川の青石だとか。庭の上方に見えるのが「宝物館」。
松尾大社:宝物館近くから曲水の庭を俯瞰、宝物館には、2体の男神像と1体の女神像が安置されていた。館内説明員の方の熱心でユーモアのある説明と女神像の見方・解釈など楽しい一時だった。
松尾大社:これが「蓬莱の庭」でおびただしい数の石が配置されていた、作庭者の意図がストレートに伝わってくるように感じた。
松尾大社:蓬莱の庭から客殿と松尾の山
松尾大社:蓬莱の庭を出て、お酒の資料館へ。
松尾大社:お酒の資料館内部。
松尾大社:楼門を出て次の「鈴虫寺」へ向かう。