概要:尾瀬といえば、江間章子作詞・中田喜直作曲「夏の想い出」があまりにも有名、幾度となく訪れた尾瀬、しかし”ニッコウキスゲ”の時期に訪れるのは今回が初めて、見頃が梅雨の時期と重なる事もありなかなか行く機会がなかった。今年はキスゲの開花が例年より遅れているらしい、であれば梅雨明け直後にと思っていた。幸い前日に夜行バスと山小屋の予約が取れた事もあり2泊(車中1泊+山小屋1泊)3日の尾瀬巡りへ、コースは大清水→尾瀬沼→尾瀬ヶ原(下田代十字路で1泊)→尾瀬ヶ原縦断→鳩待峠の標準的で無理のない計画にした。初日から晴れ模様、ブナ林の中を縫う林道(沼田街道)をゆっくりと逍遙しつつ長いアプローチを三平峠へと向かった。

アクセス:池袋発夜行バスで大清水下車
その他:公式HP「尾瀬保護財団」、環境省「尾瀬国立公園

大清水:バス停近く林道入り口に「尾瀬国立公園」とあった、かつて「日光国立公園」の一部だった尾瀬が単独で国立公園になったのが平成19年で29番目の国立公園だとか。標高1180mアスファルトジャングルの東京から較べれば結構涼しい。三平峠の標高が1762mだから600m近い高度差を登ることになる。
片品川:林道はこの片品川の右岸に沿って続いている。朝5時20分薄い朝靄がかかっていた。
大清水登山口:先ほどの国立公園の表示から数分で「大清水登山口」へ、ここから長い三平峠へのアプローチがはじまる。同じバスから降りたハイカーは十数人程度、静かな林道逍遙が楽しめそうだ。
オオバセンキュウ?
沼田街道:林道山側、ブナの森の朝、鳥の声が心地よく響く。
沼田街道:木漏れ日の中、語らいながらゆっくり進む3人の後に更にゆっくりと続く。
沼田街道:時折展望が開ける、そろそろ日の出か、この様子なら今日は晴天だろうと期待する。
沼田街道:片品川支流の沢、深山の雰囲気。
沼田街道:一ノ瀬休息所を過ぎやがて急傾斜のこのような山道となってくる。
沼田街道:2段の滝。
ヤマオダマキ:登山道の端に可憐に咲くヤマオダマキ見つけた。
岩清水付近:次第に急坂になってきた。
岩清水付近:石清水で空になったボトルへ給水、明るい森の中を行く。
三平見晴付近:展望が開ける、三平見晴だろうか。
三平見晴-三平峠:再び展望のない樹林の中を行く。
三平見晴-三平峠:カラマツソウ(と思う)。
三平見晴-三平峠:木道の傾斜が緩くなってきた、記憶が確かなら三平峠が近いと思った。
三平峠:大清水を発ってから約2時間半が過ぎていた。三平峠の標高は1762m、一休みして尾瀬沼へ一気に下ることにした。