概要:春の陽気に誘われて水郷佐原の町並み散策に出かけてみた、小野川沿いの町並みは商家町として「伝統的建造物群保存地区」に指定されている。利根川下流域の支流小野川沿いの佐原は江戸との交易また江戸と東北地方を結ぶ交易の中継地として商業が盛んだったとか。柳が芽吹き始めた小野川に沿った情緒豊かな町並みをぶらりと散策してみた。

アクセス:JR成田線「佐原」駅
関連サイト:水郷佐原観光協会

佐原駅:JR佐原駅、時刻表を確認すると1時間に1本程度の発着、左のプレハブが待合室になっている。東京駅からJR乗り継ぎで約2時間ほど。空模様は絶好の散歩日和だ。
佐原:駅前の観光案内所で情報収集してから開運橋へ向かう。開運橋から小野川を見る、時折行き交う小型の観光船は貸し切りのようだ。芽吹きはじめた柳の枝が春風に揺れる、心地よい川辺の散策がここから始まる。
佐原:観光シーズンにはまだ早いのだろう、静かな小野川沿いの町並み散策にはうってつけだ。
佐原:小野川沿いのお宿、もう少し温かくそよ風に緑の柳がたなびく時期に一泊して夜の佐原をそぞろ歩くのも良さそうだ。
佐原:緩やかに曲がる小野川の向こうに見える「正上」の屋号は穀物蔵だったのだろうか。
佐原:早春の静かな川端散歩。
佐原:水郷佐原の情景、船着き場の石段。
佐原:いかだ焼本舗「正上(ショージョー)」入り口、この時期は”雛めぐり”と称して商家の玄関先にひな人形が飾られている。寛政年間(1800年)の創業で現在は9代目だとか。
佐原:千葉県指定最重要保護生物「ナガバコウホネ」の生育地と書いた看板があった。
佐原:正上を見終わり一旦小野川から離れ八坂神社方面へ向かい「水郷佐原山車会館」を見学、香取街道に沿って商家の町並みを見ながら忠敬(ちゅうけい)橋へと歩く。赤煉瓦の建物は「佐原三菱館」で町並み交流館として解放されている。「佐原の大祭」は夏と秋に行われる佐原の一大イベント。
佐原:右の店舗は油茂(あぶらも)で創業は江戸初期、蔵造りの店舗は明治25年(1892)築、香取街道のこの辺りは川越蔵の町と雰囲気が似ている。
佐原:油茂のはす向かいにある玉屋佐原の店内。
佐原:忠敬橋付近、この辺りが佐原観光の中心部のようだ。
佐原:忠敬橋近くの「正文堂書店」存在感のある飾り看板が印象的、現在営業はしていない。この先の小堀屋本店別館で昼食後、伊能忠敬記念館へと向かうことにした。
佐原:忠敬橋から上流方向、正面に見える橋は樋橋(といばし、通称ジャージャー橋)で日本の音風景100選の一つで時折水が小野川へ流れ落ちる。ここから見て橋の左には伊能忠敬旧宅がそして右には伊能忠敬記念館がある。
佐原:伊能忠敬旧宅内部、無料公開されている。雛めぐりにちなんだ飾り付けだった。
佐原:伊能忠敬旧宅からジャージャー橋を渡った対岸にある「伊能忠敬記念館」。館内には伊能図とランドサットで宇宙から撮影した日本列島全図が交互にフェードイン・フェードアウトして比較する大きなディスプレイがある、これを見ると約200年も前に歩測と当時の観測機器により作られた伊能図の正確さに驚きを禁じ得ない。17歳で伊能家の婿養子となり家業を守り・発展させ49歳で隠居50歳にして江戸で暦学を学び55歳で大日本沿海興地図作成に着手、71歳で測量を終えた。没(73歳)後3年で大日本沿海興地全図が完成している。
佐原:伊能忠敬記念館側からジャージャー橋越しに伊能忠敬旧宅を見る。
佐原:帰りは、香取街道を西に進み途中で右に曲がり諏訪神社の長い石段を上り香取市を一望して佐原駅へ戻った。