概要:河童橋-大正池散策の後、大正池からバスで上高地BTへ戻り梓川右岸遊歩道経由で「穂高神社奥宮」の鎮座する明神池まで散策した。天気は相変わらすで時折バラバラと小雨が降ってきたが傘を差すほどではなかった。右岸遊歩道は森林あり岳沢湿地ありと変化に富んだ道だった。

アクセス:松本電鉄「新島々」駅からアルピコグループのバス「上高地」行きで約1時間、上高地バスターミナル下車
その他:「上高地公式サイト」、「穂高神社奥宮公式サイト

梓川:上高地BTから再び河童橋へ向かう、時間は13時頃河童橋と梓川の河原が朝にも増して賑わっていた。
梓川:河童橋を渡りホテル白樺荘前から梓川右岸の遊歩道がはじまる、正面上に見える岳沢分岐に向けてゆっくりと歩き始める。
梓川右岸遊歩道:歩き始めてまもなく樹林帯の中の道に入る。
梓川右岸遊歩道:樹林帯の道が開けて明るくなり梓川が分流したあたりの湿地帯の木道の横に広い板張りの展望台がありそこから六百山を展望する。
梓川右岸遊歩道:展望台から北東へ目を転じると湿地帯の立ち枯れた木々の向こうにこのような風景(明神岳方面?)が展開していた。
梓川右岸遊歩道:展望台付近、分流した梓川の流れ。
梓川右岸遊歩道:30分ほど適度なアップダウンを繰り返しつつ樹林帯の中の道を進む。
梓川右岸遊歩道:湿地帯にはこのような木道が整備されていた、ここまで河童橋から約1時間、程なく明神池だ。
穂高神社奥宮:暗い樹林の道が途切れ梓川に架かる明神橋が見えるとまもなく左手に「穂高神社奥宮」の鳥居が現れ、その先に奥宮が鎮座する明神池がある。
 穂高神社奥宮:参道の途中「喜門次小屋(かもんじごや)」を左に、右に上条喜門次のレリーフを見てさらに参道を進む。遙か上方に穂高神社峰宮が鎮座する明神岳(標高2931m)を仰ぎ見る。喜門次小屋は国の登録有形文化財として登録されているとか。喜門次小屋の露天は名物岩魚の塩焼きに舌鼓を打つひとで賑わっていた。
穂高神社奥宮:ここが奥宮でその奥に明神池がある。拝観料を納めて明神池へ急ぐ。
穂高神社奥宮:奥宮脇から入るとそこが明神池(一之池)で桟橋がありその横に朱塗りの舟が一艘係留されていた。この舟は毎年10月8日に山の安全を祈願して執り行われる御舟神事で使われるようだ、桟橋にさしかかった頃、天から細い糸を垂らしたように雨が降り始めた、その細い糸の先が水面で跳ね上がり水面一面がキラキラと光っていた。
穂高神社奥宮:池の奥に深々とした原始の森があり神秘的な雰囲気につつまれていた。
穂高神社奥宮:仰ぎ見ると峻険な明神岳が屹立していた、明神岳に峰宮、明神池に奥宮そして穂高神社の本宮は安曇野市穂高に鎮座するという。
穂高神社奥宮:こちらは二之池で日本庭園のような趣があるといわれている。
穂高神社奥宮:南東方向、背景は徳本峠へ続く尾根のようだ。
穂高神社奥宮:神秘の明神池に約30分、拝観出入口から出て煙の立ち上る喜門次小屋を見る。

穂高神社奥宮:上高地BTへの戻りは明神橋を渡り梓川左岸の道を辿ることにした。
穂高神社奥宮:明神橋を渡り穂高奥宮の参道を南へ10分ほどで奥宮参道入口へ、小休止の後河童橋方面へ向けて歩く。今日は平湯温泉泊まり、バスは上高地BTから30分毎に出ていて平湯温泉まで30分弱、時間を確認すると午後3時、上高地BTまで約1時間午後4時30分発のバスに乗る予定ならゆっくり歩ける。
河童橋:午後4時頃河童橋へ戻ってきた、穂高連峰の稜線は相変わらす雲の中だった。