概要:重要文化財「旧開智学校校舎」は、松本城公園から500m程北に松本市立博物館分館として移築されている、白を基調とした「擬洋風建築」。旧開智学校校舎は現存する擬洋風建築として有名だとか、”擬洋風”って何だろうか、明治期日本の職人が西洋建築をまねて建てた建築をそういうらしい。正規の建築教育を受けた辰野金吾らの設計による「西洋館」とは区別しているようだ。
旧開智学校校舎は、筑摩県権令・永山盛輝(ながやまもりてる)主導により地元出身大工棟梁の立石清重(たていしせいじゅう)により設計・施工された。多額の建築資金の7割を松本町民の寄付で賄ったという、文明開化の1つの形だったのだろうか、廃仏毀釈で廃寺となった寺院の跡地に建ち一部にその古材も利用されているという。
アクセス:JR松本駅から徒歩約30分(2km)
その他:「旧開智学校(松本まるごと博物館)」
- 415 国宝 松本城
- 417 上高地 河童橋-大正池