概要:昨日宿泊したホテルから「五重塔」が見えた、持参したガイドブックには載っていなかったが、居酒屋で話を聞くと五重塔は真言宗知山派「金剛山光明寺最勝院」境内にあり、国の重要文化財指定を受けている五重塔として日本最北に位置するとか。弘前発リゾート白神2号が午前9時2分、ホテルから五重塔まで約500mなので早めにチェックアウトして五重塔経由で弘前駅まで歩くことにした。

その他:「金剛山最勝院」公式HP

最勝院:ホテル前の道を南へ500m程歩くと五重塔が間近になるので、それに向かって歩くと最勝院の石段にたどり着いた。昨日に引き続きどんよりとした空模様だ。こちらは「新仁王門」側の参道入り口で観光用の駐車場がある。
最勝院:塵一つ見あたらない参道を歩くと新「仁王門」に行き当たる。門の奥に見えるのが最勝院の本堂。お目当ての五重塔は仁王門の左奥に見える。新仁王門は昭和59(1984)年、弘法大師入定1150年にちなみ参道整備とともに建立されたとか。見なかったけど旧仁王門は本堂の東側あたりに現存し、旧大園寺の正面玄関だったとか。
最勝院:参道の左右安置されている33観音。
最勝院:新仁王門側から仰ぎ見る、起工が明暦2(1656)年幾たびかの変遷を経て寛文8(1668)年完成。文化財指定説明文に「実に東北地方第一の美塔なり」という意味の記述があるとか、紛れもない美塔だ。
最勝院:33観音と本堂。
最勝院:平成3(1991)年9月28日に津軽地方を襲った台風19号で倒壊寸前の大きなダメージを受け全面解体修理を行ったとか。33観音と五重塔。
最勝院:昭和45(1970)年9月25日落慶法会というので新しい本堂だ。棟梁は青森出身の宮大工大室勝四郎、新仁王門も同じ棟梁による。
最勝院:新仁王門から本堂への参道、静かな朝の境内。
最勝院:鐘楼と新仁王門、かつて森町にあった「時の鐘」が戦時中の供出で姿を消し、昭和31(1956)年当地の商工会が中心となり、最勝院境内に復元されたのがこの梵鐘で”平和の鐘”として一般に開放(一打100円)されている。
最勝院:国の重要文化財指定で最北の五重塔を足早に見て境内を出る、印象的な長い相輪を仰ぎ見る午前7時半を少し過ぎていた。リゾート白神2号の弘前駅発が午前9時02分、ここから弘前駅まで多めにみて約2km、ゆっくり歩いても余裕だろう。
弘前市:弘前駅は最勝院からおおむね東方向、適当に東方向へ歩くと弘前スーパーホテル前の県道260号線へ行き当たった。
弘前市:県道260号線を南東方向へ数分歩いたところで弘前駅への道案内板がありそれに導かれ赤煉瓦のアートな雰囲気の道へ踏み入る。
弘前市:いろいろなオブジェを見つつ弘前駅方向へ歩く。
弘前市:歩道専用道路のようだ。
弘前市:駅前町のオブジェ。
弘前市:何を表現しているのだろうか。
弘前市:弘前駅前、銅像「リンゴの風」は弘前出身の彫刻家古川武治(こがわたけじ)氏作。ここから「リゾート白神2号」で12湖へ向かう、天気が好転することを祈りつつ。