概要:桜の散る頃、上野恩賜公園を散策、不忍池(しのばずのいけ)→上野東照宮→国立西洋美術館→国立科学博物館→東京国立博物館の順に散りゆく桜を愛でつつ散策した。

アクセス:JR・東京メトロ「上野」駅
その他:「上野恩賜公園」公式HP、「上野東照宮」公式HP、「国立西洋美術館}公式HP、「国立科学博物館」公式HP、「東京国立博物館」公式HP

不忍池:弁天島へ続く堤の桜並木を蓮池側から見る、未だ見頃の様相だった。水面には散り落ちた桜の花びらが漂っていた。
不忍池:春風に流され岸辺に集まった花びら。縄文時代この辺りは東京湾の入り江だったとか、奥に見える小高い(通称上野の山)が上野台地の一部なのだろうか。
不忍池:弁天島へ続く堤、この時期としては意外に閑散としていた。
不忍池:先ほどの桜並木の堤を北へ歩き、ボート乗り場付近で右へ折れ橋を渡ると「不忍弁天堂」で、創建は「上野寛永寺」創建の天海僧正だとか、本堂(昭和33年再建)は八角形。清水観音堂へと続く参道の両側には出店が軒を連ねていて多くの観光客で連日賑わっている。
上野東照宮:上野東照宮の参道、桜の時期は花見客を当て込んだ出店が軒を並べる、午前10時半頃、賑わうのはこれからだろう。東照宮まで行ってみたが、重要文化財の社殿は修復工事中(参拝は可能)で実物大に社殿がプリントされた大きな覆いが春風にゆらゆらと揺れていた。
 国立西洋美術館:こちらはロダンの屋外展示とフランス人建築家ル・コルビュジエ(1887-1965)の設計による本館で知られる国立西洋美術館。
昭和34年フランス政府から寄贈・返還された「松方コレクション」を核に西洋美術に関する作品などが展示されている。
国立西洋美術館:前庭に常設展示のロダン作「カレーの市民」、背景に美術館を入れて撮ってみた。
国立科学博物館:上野恩賜公園には多くの美術・博物関係の施設があり短時間ではとても回りきれない、ここ「国立科学博物館」も外観だけサラッと見るのにとどめた。
国立博物館:東京国立博物館。
国立博物館:「表敬館」と大きなゆりの木。
国立博物館:本館正面を入ると大きな階段に出迎えられる、階段を上ると2F館内を一周する格好で展示ブースが時代・テーマ別に設置されている。
国立博物館:この日は平成館で特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」展が開催されていた。
国立博物館:本館裏手の庭園が春の開放期間中だったので立ち寄る事にした。
国立博物館:庭園内左回りに回遊を開始、春草廬(しゅんそうろ)への路地に散り落ちた桜の淡いピンクを踏みつつ建物の前へ、摂津淀川改修工事の時休息所として建てられ、幾度かの移築をへて昭和34年ここへ移築されたとか。入母屋のかやぶき屋根が印象的だ。
国立博物館:本館裏手(北側)の庭園は、中央の池の周囲に5棟の茶室を配した庭園。桜の春と紅葉の秋に来館者に無料で開放されている。木漏れ日の中に建つ趣の異なる茶室巡りで春の一時を堪能。
国立博物館:春風にはらはらと散りつつ水面に漂う桜がなかなかの雰囲気だった。
国立博物館:時折のやや強い風に舞う桜の花びらと九条館、縁側にも舞い落ちていた。
国立博物館:本館と平成館を結ぶ通路の途中にある休息所でこの部分が庭園に突き出ていて中から庭園を俯瞰・鑑賞できる。
国立博物館:本館裏側の一段高くなったラウンジから転合庵(てんごうあん、昭和38年大原寂光寺から移築した茶室で小堀遠州由来だとか)を見る。
国立博物館:庭園を周回して出入り口へ戻る、左奥が改修工事中(平成25年1月まで)の「東洋館」。午後3時少し前、浅草に立ち寄るかな...