概要:奈良・京都旅行の最終日締めは、京都駅近くの世界遺産「東寺」、京都駅近くにあり何時でも来ることができると思いつつなかなかその機会が無かった。弘法大師空海と五重塔そして立体曼荼羅で知られる、真言宗総本山寺院。時間調整を兼ね短時間で足早に境内を一巡した。

アクセス:近鉄京都線「東寺」駅から徒歩約10分
その他:「東寺」公式HP

東寺:東寺のシンボル五重塔、間近で見るのはこれが最初だ、境内の南東角に建っている。4度焼失し現在の五重塔は寛永21(1644)年再建で5代目だとか。高さ約55mは木造の塔建築としては日本一の高さとか。
東寺:境内の中央に建つ講堂(重文)、室町時代の延徳3年(1491)年の再建で焼失後5年竣工という早さから重要な伽藍であることがうかがえる。宇宙の中心とされる大日如来を中心に立体曼荼羅の荘厳・華麗な世界が再現されている。
東寺:国宝金堂(本堂)裳階(もこし)付の雄大な建築で奈良東大寺大仏殿と共通する建築様式にも見えた。現在の伽藍は講堂と同時期に焼失、桃山時代の慶長8(1603)年再建で、本尊は薬師如来(台座の周囲に十二神将が配されている、重文)で脇侍に月光(重文)、日光菩薩(重文)という薬師三尊像構成。
東寺:境内の南北中心線上の南から北へ向かって金堂、講堂、食堂(じきどう)が並んでいる。この並びが仏法僧(仏・金堂、法・講堂、僧・食堂)を表しているとか。
東寺:国宝五重塔、初層が覆われていて修復工事中のようだった。江戸時代寛永21(1644)年再建。
東寺:五重塔近くの境内南側に未だ葉をつけた紅葉があった。夕陽を受けてなかなか良い感じだったので何枚かデジカメに取り込んだ。
東寺:初冬の西日で浮き上がって見えた。
東寺:旅の締めにこのような残り紅葉を見ることができ何か徳をしたような気分になった。
東寺:何だろう、葉が折り重なった部分がこのような模様になったのだろうか。
東寺:境内を概ね左回りで巡り金堂の東側の瓢箪池から沈み行く夕陽でシルエットの金堂、講堂を見る。
東寺:午後4時近い、そろそろ引き上げるか。
東寺:午後4時、東寺を後にして、徒歩で京都駅へ。
京都駅ビル:京都19時02分発「のぞみ254号」東京行きの指定席を確保。発車時刻まで約2時間、レストランで暮れゆく京の街を眺めつつ、ゆば料理と嵯峨野の冷酒で今回の旅を静かに振り返る。
京都駅ビル:京都タワーの方角だから、大文字、東山方面だろうか、カメラをしまい、あかね色に暮れゆく景色を肴にゆっくりと杯を傾ける。