概要:GWの一日、根津-上野を散策してみた、この時期根津神社境内つつじ苑の見頃のつつじ見物とまつり太鼓の心地よい音に耳を傾けつつ雑踏の屋台巡りが楽しい。しかし、今年はあの「東日本大震災」に配慮して鳴り物無しのつつじまつりだった。2年前訪れたのが4月23日だったから今年は1週間ほど遅い、そのためかやや華やかさでは及ばない感じのつつじ苑だった。

アクセス:東京メトロ千代田線「根津」または「千駄木」駅から徒歩約10分
その他:「根津神社」公式HP

根津:根津神社へは東京メトロ千代田線「根津」か「千駄木」駅からが最寄りとなるが、今回は根津駅から散策を開始した。1番出口を出ると目の前が不忍通りで「つつじまつり」の垂れ幕を見つつ林立するマンションの谷間を根津神社へ向けて歩く。
根津:オーダー提灯だろうか、正札に「家紋・名前など手書きいたします」と書かれていた。店内には「江戸手描提灯」と書かれている木札があった。手描、つまりは文字+イラストといった意味だろうか。こんなのにLED電球を入れて玄関灯にしたら?
根津教会:根津教会、木造で周りの景観にしっくりとけ込んでいた、外観がきれいに見える、最近メンテナンスしたのだろうか。
お化け階段:根津教会から西へ100m程で行き止まりになったら左へ少し入ったところに、上りと下りで段数が合わないといわれる通称「お化け階段」がある。アリャ!面影は残っているがかなり整備され広くなり手すりも追加されていた、古い階段は確かこの写真で手すりの右側にあったような、、、お化けの由来といわれる最下段のもやもやしたあるかないかの一段もすっきりときれいになっていた。
根津:上ったお化け階段を下り根津教会方向へ少し戻り途中で左へ曲がれば、前方に根津神社参道への道が見えてきた。毎年「つつじまつり」にあわせてここに出店があったが今年は写真のような状況だった(左上のはめ込みが例年の状況)、こんなところにも自粛の波が。
根津神社と新坂:根津神社表門から右へカーブして上っている道が「新坂」で、森鴎外の小説「青年」の中に”地図では知れないが、割合に幅の広い此坂はSの字をぞんざいに書いたように屈曲している....”と記述されている(と神社表門脇の案内板(右下はめ込み)に書かれている)ことから「S坂」とも呼ばれるようだ。ともあれ此の坂道を道なりに東京大学の境界に沿って上ってゆくとやがて本郷通りへ突き当たる。つまりは根津谷から本郷台地(本郷通り)を結ぶ新しい道として作られたために「新坂」と呼ぶらしい。健脚ならば、ここから本郷通りを経て「六義園」→「旧岩崎邸庭園」と欲張り散策も有りか。
根津神社:健脚の新坂は割愛して取りあえず根津神社へ。それにしても、今年の「つつじまつり」は寂しい雰囲気だ。
根津神社:鳥居をくぐり参道を少し行くと右前方に「楼門(重文)」とその右奥に権現造りの「本殿(重文)」屋根が見えてくる。2年前の「つつじまつり」の時この楼門は修繕中だった。
根津神社:亀の甲羅干し。
根津神社:つつじ苑、おおむね見頃か、この時間は何となく閑散とした雰囲気だった。
根津神社:唐門をくぐり透塀で囲まれた社殿エリアへ、この透塀も根津神社の見所の一つで重文に指定されている。
根津神社:朱塗りの見事な拝殿(重文)。
 根津神社:つつじ苑から本殿を見る。
 根津神社:つつじと楼門。
根津神社:何となく春霞のような天候だった、乙女稲荷神社へ続く鳥居が見える。 
根津神社:白いつつじをクローズアップしてみた。 
根津神社:楼門。
根津神社:本殿裏手の屋台村をぶらついて再びこちらへ戻ってきた、2時間程経過した11時頃かなり賑やかになっていた。
根津:「つつじまつり」らしい賑わいをあとにして、谷中方面を徘徊してみることに、、、