概要:飛騨古川観光名所「瀬戸川」沿い白壁土蔵街の情景をアルバムにまとめてみた。前夜の雪が残り寒くどんよりとした空模様だったが旅の最終日、多少の感傷に浸りつつ逍遙した。現在の町並みを形作る建物はその大半が明治37年の大火で消失後に飛騨の匠により往時の町屋を再現したものだとか。いわば”古くて新しい町”といった表現がふさわしいのだろうか。瀬戸川はかつて武家地と町人町の境界だったとか。

アクセス:高山本線「飛騨古川」
その他:「飛騨市観光サイト」、「飛騨の匠文化館

瀬戸川:昨夜の雪の名残で寒い朝だった。
瀬戸川:荒城川から引き込んだ水が流れる瀬戸川、飛騨古川観光では外せないスポット。観光シーズンには鯉が泳いでいるがこの時期は別の場所に移されていて雪流し用水として利用されるとか。
飛騨の匠文化館:瀬戸川を北西に進み円光寺の石垣と対岸の白壁土蔵を見つつ歩くと瀬戸川が右に直角に曲がるあたりにこの「飛騨の匠文化館」がある。屋根に昨夜の雪がまだ残っていた。とりあえず入ってみることにした。
飛騨の匠文化館:館内は私一人だけだった、見所と散策案内があり、匠による木組みなどが展示されていた。
飛騨の匠文化館:匠文化館の軒下腕木の下に「雲」といわれる装飾が施されている小腕がありいろいろな紋様が彫られている、飛騨古川の大工に多く見られる独特な技法だとか。職員の説明によるとただの飾りではなく紋様は大工それぞれで異なるそうだ。
飛騨の匠文化館:文化館の2階から瀬戸川を見る、匠文化館の近くに若山牧水の歌碑があった(写真左下)「ゆきくれて ひと夜を宿る ひたのくにの 古川の町に 時雨ふるなり」 、、、、時雨ふるなり、、、若山牧水も同じような季節に同じような状況でこのあたりを散策したのかと思いを巡らせてみた。
飛騨の匠文化館:入り口の展示室から2階へ、随所に匠の技が散りばめられていて見ていて飽きない。
飛騨の匠文化館:伝統的な大工道具類。
飛騨の匠文化館:土蔵風住宅の軸組スケルトンミニチュアモデル。壁には飛騨の伝統的建造物の写真も飾られていた。
飛騨の匠文化館:匠文化館を出て再び瀬戸川沿いを気の趣くままに逍遙することに。
瀬戸川:左が円光寺で白壁土蔵が続く飛騨古川観光を代表する旅情豊かな情景だ、この時期は雪流しのため鯉が泳ぐ姿は見られなかった。
円光寺:飛騨古川の三寺(さんてら、円光寺・真宗寺・本光寺)まいりは300年以上前から続くこの地の風習で幻想的な光景が見られるとか。
瀬戸川と渡辺酒造店:古い町並み(壱之町)の裏側に流れる瀬戸川、町屋の奥行きの深さを実感できる。
瀬戸川と白壁土蔵街:白壁土蔵街の中心部、正午頃、時雨の合間、時折の気まぐれな日差しに温かさを感じる。
瀬戸川:飛騨古川は2002年に放映されたNHK連続テレビ小説「さくら」のロケ地としても知られる。
飛騨古川:ふと見上げると雲間からの日差しに誘われて山々を背に虹がでていた。
飛騨古川:今宮橋近くでサイクリスト出会い挨拶を交わす、元気だ。
飛騨古川:このような伝統工法の町屋が立ち並んでいた。
飛騨古川:経ってしまえば早いもので1週間の旅もこれでフィナーレだ、旅への思いを残しつつ飛騨古川駅発15時12分で高山駅へそこから「ワイドビュー飛騨16号」で名古屋へそこで途中下車し夕食を摂ることに。駅前の喫茶店でコーヒーと軽食で時間調整をした。