概要:銀閣、1年前訪れたときには、一部を残して外観的にほぼ修復が最終段階だった。銀閣(観音殿)の修復については創建当時の黒漆塗りを施すか現状の外観を残すかで論議があったと記憶している、が、慈照寺の意向で現状の外観を残すかたちでの修復が行われたとか、やはり侘び寂びの東山文化。修復された銀閣、以前の質感を残しつつ全体的にはより端正な印象に修復されているように見えた。銀閣、正式名称は「東山慈照寺」で臨済宗相国寺派の寺院。

アクセス:京都駅前から市バス100系統「銀閣寺前」から徒歩約5分、市バス17系統「銀閣寺道」から徒歩約12分
その他:「銀閣寺

銀閣寺:総門を抜けると「銀閣寺垣」と呼ばれる高くてシャープに刈り込まれ妥協を許さない印象の生け垣で仕切られた参道が中門まで続いている。開かれているのは頭上の天空へ向けて切り取られた僅かな開口のみで、銀閣寺垣の創り出す深閑とした空間には緊張感が漲っていた。
銀閣寺:中門を抜けると目の前に東山の景観が広がる。いつものことながら学生の姿が多い。
銀閣寺:盛砂の「銀砂灘(ぎんしゃだん)」と本堂。本堂前は記念写真の定番スポットで、この銀紗灘、向月台、銀閣の三点セットがバランス良く見渡せる。右奥の柿葺きが東求堂。
銀閣寺:花頭窓越しに山腹に作られた枯山水式庭園を見る。銀閣寺は殊更に紅葉名所とは言われていないが、下段の地泉回遊式庭園の南側は、なかなか見事だとおもう。
銀閣寺:本堂(方丈)前、堂内の襖絵は池大雅と与謝蕪村作。
銀閣寺:東求堂(国宝)、秋の特別拝観だろうか。
銀閣寺:銀紗灘・向月台・銀閣。
銀閣寺:向月台。
銀閣寺:錦鏡池(きんきょうち)にうつる修復された銀閣。
銀閣寺:屋根は柿葺き(こけらぶき)、下層が書院造り、観音像を安置する上層は花頭窓。錦鏡池に姿をうつすこのアングルからの銀閣も味わい深い。
銀閣寺:国宝の東求堂、四畳半茶室の原型といわれる同仁斎(どうじんさい)で知られる。
銀閣寺:秋の彩り。
銀閣寺:苔に散り紅葉。
銀閣寺:見事な樹形の紅葉。
銀閣寺:グラデーションの紅葉。
銀閣寺:上段の庭園から見る銀閣。
銀閣寺:修復が終わりシャープな雰囲気の銀閣。
銀閣寺:修復で輪郭がはっきりとした印象の銀閣を間近で見る。
銀閣寺:午前11時半頃、かなり賑やかになってきた、近くの銀閣寺ゆどうふで昼食後次の目的地「真如堂」へ。