概要:往きの新幹線中で4泊の京都散策初日を鞍馬山散策からと決めた、今回の散策は最終日を除きできる限り今まで訪れたことのない場所を散策することにした。京都の天気は晴れの予想、東海道新幹線「のぞみ1号」の車中でガイドブックを見つつ鞍馬へ行くことに決めた、京都駅で手荷物をコインロッカーへ預け京都市バス17系統で「出町柳」へ行きそこから叡山電鉄に乗り換え「鞍馬」駅へ、降り立ったのが午前10時少し前だった。貴船川(西)と鞍馬川(東)に挟まれた尾根状地形の鞍馬山を横断するように山道の参道が貴船へと続いていた。参道とはいえ鞍馬寺本殿から貴船までの間は山道そのもので少なくともウオーキングシューズ程度は必要な状況だった、鞍馬寺本殿から先はハイキングスタイルの参拝者が結構多かった。

アクセス:叡山電鉄鞍馬線 「鞍馬」駅
その他:「鞍馬寺」、「叡山電車

鞍馬駅:まだ紅葉は残っているようだ、駅の近くに大きく真っ赤な「天狗」の面があった。
鞍馬寺仁王門:駅から人の流れに便乗し2-3分程歩くと鞍馬寺の仁王門の前へ、仁王門へ行かず鞍馬街道をそのまま進むと古い町並みが続き500m程行くと「滝沢家住宅(重文)」あり公開されているそうだ、今回は初めてなのとガイドブックによると参道のかなりの部分が山道と書かれていたので寄り道せず仁王門から入ることにした。
鞍馬寺仁王門:鞍馬寺仁王門、ここが参拝(入山)受付にもなっていた。鞍馬弘教総本山鞍馬寺の開基はかの著名な高僧「鑑真和上」の高弟鑑禎(がんてい)とされているとか。
鞍馬寺参道:仁王門を抜け少し行くとこのような整備された参道が見えてきた、徐々に山道になるのかもと思いつつ進む、木々の葉も落ち冬の風情だ。
由岐神社:急斜面にユニークな舞台造り割拝殿(国の重文)が有りその真ん中を貫く急傾斜の石段(写真右下)を上り詰めると正面に「由岐神社」本殿が現れる。
由岐神社:天慶年間の創建で鞍馬寺の鎮守社、鞍馬の火祭(毎年10月22日)で有名だとか。本殿、拝殿ともに豊臣秀頼により再建されたもの。
鞍馬神社参道:先ほどの由岐神社を過ぎたあたりからこのような雰囲気の参道になってきた。
鞍馬神社参道:山上はすでに散り紅葉なのかなと思いつつ整備された九十九折(つづらおり)参道をハイカーに混じって歩く。
鞍馬神社参道:鞍馬寺本殿への石段。
転法輪堂:紅葉越しに転法輪堂が見えればひと登りで本堂金堂だ。紅葉もまだ見頃のようだ。
本殿金堂への石段:急な石段が続く。
本殿金堂への石段:なかなか石段が終わらない。
鞍馬寺:鞍馬寺本堂金堂の広場へたどり着く、雰囲気のある紅葉。
鞍馬寺:なにやら金堂の前に長蛇の列が、そして石畳の中央ではこのような格好で拝礼(本尊尊天が宇宙の大霊であることからとおもう)している姿が、すこし気恥ずかしいので列には加わらないことにした。
奥の院への参道:本殿から更に奥へと進む、参道が少し狭くなってきた。この辺りまでくるとハイキング姿が多くなる。
奥の院への参道:これより奥の院への道標を右に見て石段を上る、ここから先はほとんど山道の参道となる。左手に見えるのが冬柏亭(とうはくてい)の軒で詩人与謝野晶子の書斎(東京荻窪)を移築したものだとか。近くに与謝野晶子・鉄幹夫妻の歌碑もあった。
奥の院への参道:幽玄な雰囲気の参道が続く。
義経堂:源義経公が「遮那王尊」として祀られていると書かれていた。
木の根道:固い岩盤のため根が地下へ張れずこのように露出しているのだとか、山岳霊場の雰囲気がそこここに漂っていた。
奥の院:木の根道もこの辺りで終わり奥の院から先は鞍馬寺西門のある貴船川まで山道を20分程で一気に下る。