概要:アジサイ散策を終え北鎌倉駅へ着いたのが12時半、帰るのには少し早いと思いつつガイドブックのページをめくる、「鎌倉文学館」が目にとまる、江ノ電由比ヶ浜駅から歩いて7分。文学、がらでもないが何でも建物が見応えありらしいのでとりあえずいってみることに。当日は特別展「高浜虚子 俳句の日々」が開催されていた。鎌倉文学館は、閑静な住宅街奥の小高い処にあり背には山、前には彼方に由比ヶ浜を望む景勝の地に建っていた。

アクセス:江ノ島電鉄「由比ヶ浜」駅から徒歩約7分

江ノ電 由比ヶ浜駅:江ノ電「由比ヶ浜」駅で下車改札を出て右に案内板があった、見ると文学館へは思ったより単純な道のようでほっとする。
鎌倉文学館:案内板にしたがいゆっくり4-5分程歩くと由比ヶ浜大通りへの交差点がある、そこに道標がありそれにしたがい緩やかに上る閑静な住宅街の中へ。ちなみに交差点を左へ行くと500m程で「長谷寺」へ行ける。
鎌倉文学館:文学館へのアプローチに入ると、このように雰囲気のある緑のトンネルとなる、木漏れ日とブロックによる舗装路の織りなす紋様が今日の暑さを忘れさせてくれた。このアプローチだけでも来た甲斐がある、などとおもいながらゆっくりと進む。
鎌倉文学館:特別展「高浜虚子 俳句の日々」の案内板があり、その少し先に受付がある。受付で料金を払うと開館25周年記念特別展「川端康成と三島由紀夫」の招待券を手渡された、開催期日は10年10月2日(土)-12月12日(日)機会があれば紅葉の時期に訪れてみたい。
鎌倉文学館:受付を済ませ木漏れ日紋様の道を少し行くとなにやら石積みアーチのトンネルが、そこを境に雰囲気が変わるのだろうか、楽しみだ。
鎌倉文学館:光と影の織りなす癒しの情景。
鎌倉文学館:やがて緑の間から「鎌倉文学館」の入り口が見えてくる。
鎌倉文学館:鎌倉文学館入り口へのアプローチ。
鎌倉文学館:館内へ入る前に一通り園内を巡ってみることにした。現在の建物は「旧加賀藩前田家」16代当主が洋風に昭和11年に改装した物、昭和58年鎌倉市に寄贈され昭和60年に「鎌倉文学館」として公開されたそうだ、国の有形登録文化財指定を受けている。
鎌倉文学館:正面から見る、以下公式HPからの抜粋、「鎌倉文学館は、昭和60年 (1985) に開館して以来、鎌倉ゆかりの文学者の文学資料の収集保存、展示を中心に様々な活動を行っております。鎌倉文学館の本館は、旧前田侯爵家の鎌倉別邸を鎌倉市が寄贈を受け、文学館として活用しているもので、建物本来のもつ気品と格調をそのままに残し、他に例を見ない貴重な建造物として国の登録有形文化財となっております。 」
鎌倉文学館:斜面の庭園は本館側から花壇、芝生広場そして最下段にバラ園といったレイアウトになっていた。このバラは京成バラ園からの寄贈で「かまくら小町」だそうだ。
鎌倉文学館:バラ園から見る、文学館、洋風の中に和の雰囲気が残り屋根の色も印象的だ。
鎌倉文学館:こちらが本来のアプローチなのかも知れない。
鎌倉文学館:ブロンズ(作者などは見落としてしまった)と本館。目線の先には由比ヶ浜。一通り園内を巡り終えてから館内へ入ることにした。
鎌倉文学館:文学館入り口、小一時間程館内を散策、鎌倉ゆかりの川端康成など多くの文人・墨客の自筆原稿、書簡など文学愛好者には興味深い資料が展示されていた。館内は撮影禁止なので写真無し。
鎌倉文学館:再び園内に戻り、カメラを引いて撮ってみた。先ほどまで木陰でスケッチに興じていた数十人の人たちはすでに引き上げたようだ。
鎌倉文学館:涼しげなアプローチへ戻り、由比ヶ浜駅へ、吉屋信子記念館も近くだが今回は割愛した。