概要:津和野観光の中心殿町散策の次は津和野大橋から更に南へ足を伸ばし「森鴎外記念館」、「西周旧宅」を訪ねてみることにした。鴎外・漱石・子規といったら東京の本郷、上野、根津、根岸界隈の文学散歩が一般的だ、というのが小生の認識だった、が、森鴎外生誕地が津和野であることは今回の旅行で初めて知ったことだった。西周に至っては名前以外全く存じ上げていなかった。

アクセス:森鴎外記念館:津和野駅から徒歩約30分

稲成神社:鳥居の向こうに「山口線」の鉄橋が見えている、山口線といえば鉄筋で著名なかの「SL山口号」の通り道だ。鉄に疎い小生にはいつ何時にSL様が御成になるのか全く見当がつかない。あっさりと通過することにして津和野大橋を渡り南へ向かった。
県道13号萩津和野線:県道13号萩津和野線ここから南は比較的単調な県道をひたすら南へ歩く、ここからはレンタサイクルがお勧めかも。白壁は「杜塾美術館」今回は通過。
鴎外旧宅への道:見頃の桜、いい時期だ、突き当たりは津和野川の土手。
石州和紙会館:先ほどの杜塾美術館から南へ15分程歩き右の道へ入る、「石州館」の少し先に「森鴎外旧宅」がある。
森鴎外旧宅:土塀の向こうに旧宅の屋根が見えている。
森鴎外旧宅:鴎外は10歳で上京しそれ以後津和野へ戻ることはなかったそうだ。
森鴎外旧宅:鴎外生家、右後ろの屋根は隣接する「森鴎外記念館」。
森鴎外旧宅:写真は左から父・母・鴎外。南側が国指定史跡。
森鴎外旧宅:旧居裏側の門、門を出た右に旧居見学券売機があった、何か順序が変だとおもいつつ見学した後で購入、旧宅観覧券カードが出てきた、裏面を見ると提示すれば記念館入館料を100円割引とあった。
森鴎外記念館:コの字のレイアウトで中庭にオブジェ。左のガラスドアが入り口で不透明にエッチングされた(とおもう)ガラスの誘導路を進むと受付のあるロービーへ。
森鴎外記念館:受付を済ませロービーから外を見ると旧居の南側(国の指定史跡)が見えた。展示室は撮影禁止、館内のシアターで鴎外の足跡見聞きした後、展示室を駆け足で見て回った。
森鴎外記念館:先ほど入った誘導路から外へ、明るく清潔な感じのデザイン、この誘導路を境に鴎外の世界から現実への時間的・心理的スイッチが切り替わったように感じた。
津和野川:近くで昼食後津和野川の遊歩道へ。西周旧宅は橋を渡って対岸、しかし見頃の桜を見ながら散策をと思いこの先に見えている橋で対岸へ渡り遊歩道を西周旧宅へ向けて北へ歩くことにした。
森鴎外記念館:森鴎外記念館津和野川遊歩道に面した小憩ホールと桜並木。
西周旧宅:先ほどの橋を渡り田舎道を北へ進むと間もなく藁屋根の「西周旧宅」が見えてきた。
西周旧宅:主屋の右に見える白壁が土蔵。
西周旧宅:屋敷配置図
西周旧宅:土蔵側から見た主屋。親戚関係にある森鴎外旧宅は津和野川対岸にある。
西周旧宅:「哲学」や「心理学」の和訳は西周によるとか。
西周旧宅:春の小川といった雰囲気、この界隈の用水路では水草が見られた。