概要:山陰の小京都といわれる津和野を散策してみた、よく萩・津和野といわれるので何とはなしに萩と同じような雰囲気なのかと思いつつ東萩駅発防長バス を終点の「津和野」駅で降りたのが定刻の10時少し過ぎだった。松本川と橋本川に挟まれた平坦な三角州と指月山そして日本海と周囲の山々に抱かれた城下町萩とは異なり、山間を流れる清流「津和野川」沿いに南北に細長く城下町が形作られていた、山城の津和野城跡から俯瞰するとその様子がよくわかる。津和野を訪れたのは初めてなのでガイドブックの推奨コースにしたがって散策してみた。画家安野光雅は何となく知っていたが、森鴎外の生誕地でもあるとは津和野へ来るまで知らなかった。この紀行アルバムは観光スポットの集中する殿町通りを中心の散策記録として構成。

アクセス:JR山口線「津和野」駅下車

津和野:今宵の宿津和野温泉「わた屋」で手荷物を預け、カトリック教会のあるメインストリート殿町通りへ、この地方で多い美しい石州瓦。
津和野:この辺りが殿町通りの中心部のようだ。山間の風光明媚な津和野、晴天の朝静かな町並み。
津和野:銀行も町並みに合わせた造りになっていた。
津和野:観光シーズンにはまだ少し早いのか、静かな雰囲気で落ち着いた佇まいの町並みをゆっくりと心静かに散策した。
津和野:酒蔵、今夜は地酒が楽しみだ、といっても歓楽街ではないので、今宵の宿でのお楽しみだ。
津和野:いい雰囲気だ、と内心勝手に盛り上がる。
津和野:津和野駅から宿まではタクシーでショートカットしてしまったので、殿町通りを北方向へ進み津和野駅近くで折り返し脇道を散策しながらカトリック教会辺りまで戻り、殿町通りを南へ進むことにした。ところで北斎と津和野?「北斎漫画」の初刷りが津和野で発見されたのが由来とか。「安野光雅美術館」も近くだがこちらは翌朝津和野を発つ列車の時刻までの30分程でサット見て回った。
津和野:落ち着いた町並み、レンタサイクルよりのんびり歩きが似合いそうだ。年月を重ねた石州瓦も趣があり良い感じだ。
津和野:花菖蒲の時期がベストシーズンなのだろう。午前11時頃観光客の姿も少しずつ増えてきたようだ。
津和野:「大岡家表門」家老大岡家表門、現在津和野町役場の入り口になっている、この表門と土塀が往時の姿をとどめているとか。
津和野:殿町通りのこの辺りはかつて津和野藩武家屋敷が連なっていたところとか。これが津和野町役場津和野庁舎。
津和野:左津和野町役場。
津和野:津和野観光ハイライトの一つ民俗資料館の掘り割りで泳ぐ錦鯉、観光シーズンの5月には掘り割りの花菖蒲が見頃になるようだ。
津和野:「津和野町郷土館」、津和野川を挟んで民俗資料館(藩校養老館)の対岸にある。見頃の桜と相まっていい雰囲気だった。
津和野:津和野川の岸辺に降りてみた、菜の花と桜そして水音、しばし山陰の春に五感をゆだねる、風光明媚なところだ。
津和野:春の芽吹き、爽やかな天気。
津和野:郷土館横の桜並木。