概要:東海・近畿行き当たりばったりぶらり旅の最後は一日延長で中国地方の岡山県倉敷市の倉敷川畔「美観地区」散策で8泊9日の旅を終えることとなった。倉敷川畔一帯は豪商の暮らした歴史的建造物の町屋と土蔵が保存整備された地区で「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている、日本伝統文化の香りを今に伝える美しい町並みが人気で多くの観光客が訪れていた。文献によれば、かつて年貢米を収蔵するための倉屋敷が設けられていたことから「倉敷」の名前が生まれたとか。この町並みが今に残るのは戦災を免れたことと、保存運動によるためだ。天候にも恵まれ柳並木の倉敷川畔の美しい町並み散策を堪能した。

アクセス:JR山陽本線「倉敷」駅から徒歩約10分

倉敷 美観地区:朝宿泊したホテルに荷物を預けリュックとデジカメを携えて美観地区へ。倉敷駅から歩いて10分程で美観地区入り口へ、午前8時半過ぎ。
倉敷 美観地区:「大原美術館」前の今橋付近、美術館の入り口は開館待ち観光客の列がみられた。
倉敷 美観地区:倉敷は倉敷川の河口に出来た港で倉敷川は高梁川の支流だった、西暦1600年代高梁川の支流倉敷川上流部は新田開発などで埋め立てられ高梁川との船路はたたれている。
倉敷 美観地区:朝の光の中、川畔の柳と白壁の町屋、何ともすがすがしい雰囲気だった。
倉敷 美観地区:中橋、正面に土蔵造りの「倉敷考古館」、なまこ壁と倉敷窓、この辺りが美観地区の中心部のようだ。見通しの良い中橋の上は記念撮影の人で賑わっていた、たまたま偶然に人がとぎれたときのショット。
倉敷 美観地区:中橋と観光案内所の倉敷館、大正時代の築で前身は市役所だったとか。観光地図、パンフレットが置いてあった、後で知ったのだが2階からの展望も良いとか。ここを境に倉敷川の流れは南へ。
倉敷 美観地区:朝ホテルを出る頃は曇り空だったが、幸運なことに美観地区入り口に着いた頃には晴れてきた。川畔の柳並木と白壁の相性はなかなか良かった。
倉敷 美観地区:中橋から南の倉敷川畔東側の町並み、飲食店・土産物店が立ち並ぶ。この並びの陶器店へぶらりと入り店主と世間話をしつつ久しぶりに作家物の備前焼八角コーヒーカップ(にも使えそう)と八角ぐい呑み(高台がなく底が半球状になっていて置くと器自体が酔ったようにゆらゆらと揺れる仕掛けで作家が飲んべえなのだそうだ)を購入した。店主の話によると備前焼の起こりは伊部で倉敷より東の兵庫県よりだとか、それにしても備前焼の陶器店が多いのには少々驚いた。
倉敷 美観地区:高砂橋を渡り対岸へ、「星野仙一記念館」入り口があった。こちら側は路幅が広くギャラリー風の店が多いようだ。
倉敷 美観地区:石とガラスの灯凸凹堂内へ入ってみた。
倉敷 美観地区:土蔵造りと木造造りの倉敷館(中央奥)。
倉敷 美観地区:倉敷アイビースクエアー入り口、中には「倉紡記念館」、「児島虎次郎記念館」ほか宿泊施設やレストランなどがある。
倉敷 美観地区:中庭への入り口。
倉敷 美観地区:蔦(アイビー)の中庭、これがアイビースクエアーの名の由来。
倉敷 美観地区:アイビースクエアーをでて近くのかな泉倉敷店で釜揚げうどんの昼食を摂り、高台の鶴形山公園へ向かう。
倉敷 美観地区:鶴形山から降り美観地区中心部へ戻る、「萬年雪超辛口」、昨晩寿司屋で飲んだがあまり好みではなかったが個性的でおもしろい。
倉敷 美観地区:倉敷散策最終ゴールはここ「大原美術館」、共通券+加計美術館を購入、入り口横でリュックを預け身軽にして本館-分館-工芸館の順で回った。ブロンズはロダン作「カレーの市民」。
倉敷 美観地区:加計美術館を足早に見終わった後近くの観光案内所(倉敷館)へ入りデジカメをしまい帰り支度をする。