概要:前日夕刻、小京都「角館」へ着いた時あいにくの雨模様だった、角館駅から直ぐの「フォルクローロ角館」へチェックインする。部屋からは雨で濡れた角館駅のプラットフォームが見える、予報によれば明日は午後から天候が回復とのこと、ホテルのチェックアウトが11時迄なので雨ならぎりぎりまで様子見とおもっていたが幸い朝9時には雨はほとんど止んでいた。デジカメと折りたたみ傘以外の荷物をホテルのフロントに預けチェックアウト、雨上がりの武家屋敷散策へ向かった。角館には何回か訪れているが全て5月のゴールデンウイークに重なる桜見頃の時期、当然宿は取れずで新幹線利用の日帰りであわただしい旅だった、今回初めての紅葉時期、予想に反しあっさりと予約が取れた。あいにく前夜は雨だったので夜の散策はしなかった。

アクセス:JR秋田新幹線「角館」駅から徒歩約15分

角館駅前:角館駅、小京都にふさわしい瀟洒な雰囲気。
角館駅前:改札を出ると右前にどっしりとして大きな「角館駅前蔵」がある、ここで情報収集、また、有料(¥200)で手荷物も預かってくれるので日帰りの場合には利用したい。
武家屋敷:角館駅からゆっくり歩いて20分ほどで武家屋敷の立ち並ぶ通りへ、おなじみの黒板塀と屋敷門、手前が「小田野家」で奥が「河原田家」。昨夜の雨で散り落ちた落ち葉と黒板塀、紅葉見頃は少し先か。駅に近い側に「田町武家屋敷通り」もあるが今回は時間がなかったので立ち寄らなかった。
武家屋敷:雨上がりの道に散り落ちた紅葉、10時少し前まだ観光客の姿はほとんど見えなかった。静かでしっとりとした雰囲気の武家屋敷通り、桜の頃の雑踏とは対照的に全く別の時が刻まれているかのような心持ちになった。
武家屋敷:「小田野家」の門、帰りに寄ることにして更に奥へ。
武家屋敷:川原田家の少し先に「角館武家屋敷資料館」がある、一つの蔵全体が武具の展示スペースとなっていた、ここは帰りに立ち寄った。秋田県はうどん圏なのだろうか”稲庭うどん”が定番だ、ちなみに秋田県の稲庭が稲庭うどん発祥の地で300年を超える歴史があるとか。
武家屋敷:黒板塀と紅葉。
武家屋敷:岩橋家の門前、散り落ちた紅葉。
岩橋家:雨上がりの散り紅葉、無作為のレイアウト。
岩橋家:庭の紅葉が見頃だった。
岩橋家:表門。
岩橋家:門から入ってみる、建物は県の文化財指定、右側の木戸門より入り左回りで見学した。屋根は茅葺だったものが江戸時代末期の改造で木羽葺(こばぶき)に変わったとか。
岩橋家:裏側、雨でしっとりとした紅葉が素晴らしかった。
岩橋家:建物裏側の廊下に各武家屋敷の小冊子と町割絵図などが展示販売されていた。貴重な資料だ。
岩橋家:簡素な佇まいの岩橋家を後に少し行くと「角館樺細工伝承館」のところで”マス形”といわれる直角に2回折れ曲がった(防衛上の理由)通りを進むと青柳家、石黒家のある表町の武家屋敷通りへ。
武家屋敷:落葉した枝垂れ桜と紅葉。
武家屋敷:武家屋敷の茶屋。道路を隔てて向こう側には広大な敷地の「角館歴史村・青柳家」がある。昨夜はあいにくの雨で夜歩きできず地酒は断念。