概要:大清水からの尾瀬入山は約30年前以来だ、前夜の天気予報は晴れ、で、夜行ツアーバスから降りると何と生暖かく”雨”が降っているではないか!ともあれジャケットにレインパンツを着用し午前6時頃大清水バス停を出発、雨の中長いアプローチを一ノ瀬へ向けて林道を歩き始める、歩きながらおぼろげな30数年前の記憶が少しずつ蘇ってきた。一ノ瀬までは昔とあまり変わっていないように思えた、ここから先は山道で三平峠までひたすらに山道を登る、急傾斜にジグザグに造られた登山道にも木道と木の階段が整備されかなり歩きやすくなっていた、しかし雨のため木道の木目方向がかなり滑りやすかった。

三平下:三平峠に着いた頃より雨脚もだいぶ穏やかになってきた、三平下まで来ると頭上に青空が!しかし相変わらず雲の流れが速くつかの間のことだった。ここでザックからカメラを取り出す、雨が降ればジャケットの中に潜り込ませるつもりだ。
三平下:こんな光景もあった。行き交うハイカーが皆レインウエアーをまとっていた。ここから尾瀬沼を左回り大江湿原経由で沼尻へと向かう予定だったが天候のこともありショートカットして右回りで沼尻へ向かうことにした。
尾瀬沼:少しずつではあるが明るくなってきた、写真ではわかりにくいが(左上方から中央にかけて)対岸の燧が岳の山腹に虹がかすかに見えた、午後には少しは日差しが出てくるのではと期待をした。尾瀬沼側は針葉樹林主体なのでこのような感じの紅葉だ。
尾瀬沼:ほんの一瞬燧が岳の頂上付近が雲間から見えた、”冠雪”が認められた、後で知ったのだが前夜頂上付近で雪が降りこれが”初冠雪”だそうだ。
尾瀬沼:尾瀬沼の南岸を沼尻へ向けて歩く。皆ザックにレインカバーを着けていた。
尾瀬沼:かなり明るくなってきた。
沼尻:沼尻近くの針葉樹林に囲まれた湿原。
沼尻:沼尻はすぐそば。この雨で濡れた木道でスリップしている人を頻繁に見かけた。要注意とおもいながら小生もすでに2回ほど尻餅をついてしまった。
沼尻:沼尻休息所へたどり着く、午前10時頃、やや遅めの朝食を取る。
白砂湿原:沼尻を出発、指導表にしたがい見晴方面へ少し歩くと、白砂湿原だ真ん中に一直線に敷かれた木道を進みその奥に急坂のガレ道が現れ上り詰めるとそこが白砂乗越でそこから先は見晴まで気持ちの良い樹林の道が続いている。
白砂乗越-見晴:見晴までこのような樹林の道が続いている、左が谷側、紅葉も見頃だ。
白砂乗越-見晴:静寂の中をゆっくりと歩く。
白砂乗越-見晴:晩秋の趣、散り紅葉と黄葉のコントラストが心地よかった。
白砂乗越-見晴:沼尻川へ注ぐ沢の清流、ここまで来ると見晴(下田代十字路)も近い、11時半頃ショートカットした分予定より早かったようだ。
白砂乗越-見晴:見晴まであと一息、静けさが漂う落葉の木道をゆっくりと味わいつつ歩く。
白砂乗越-見晴:指導表が見えてきた、見晴まであと少し 12時...尾瀬小屋のチェックインは13時から早すぎたか、とにかく見晴でコーヒーブレイクと昼食で時間調整。