概要:京都国立博物館開催の「妙心寺特別展」を見ての帰り、散歩の師匠TF氏のメールに陶器に興味があったら五条坂の「河井寛次朗記念館」がお勧めだといったことが書いてあったことを思い出した、時間も午後4時少し前だし五条坂なら歩いていける距離だと思いたまたま持ってきていたガイドブックを見ると徒歩で10分程度で行けそうな距離であった。博物館裏手の東大路を北へ歩き馬町交差点を渡ると河井寛次朗記念館への小さな案内板があったのでそれを頼りに北西へ道なりに100m程ゆくと更に案内板がありそこを右に曲がり町屋の並ぶ路地を少し進むと記念館の前へ。民家風の風情のある建物だ。

河井寛次朗記念館:案内板にしたがってこの路地を進む前方の民家に縦書きで「河井寛次朗記念館」の看板が見えてきた。
河井寛次朗記念館:良い雰囲気の建物だ、昭和12年河井寛次朗47歳の時に建築、自身の設計とか。外観からも持って生まれたセンスの良さが漂っているように感じた。ここへ着いたのが午後4時頃、入館は4時半までで閉館は5時、あまりのんびりはしていられないなと思いつつ館内へ。
河井寛次朗記念館:向かって左側の入り口から入るとこのような雰囲気の光景が目に入ってきた、左側が受付で、左の少し奥に鉄瓶がぶら下がっているところが炉だ。ここでスリッパに履き替え邸内へ。
河井寛次朗記念館:こちらが中庭で、左側が陳列室になっていて氏の愛用品が陳列されている。右側が先ほどの受付のあるリビング風の部屋だ。正面も含めて渡り廊下風の通路が中庭に沿ってL字状ににつくられている。
河井寛次朗記念館:陶房を挟む格好でこの素焼き釜と登り窯が斜面につくられている。
河井寛次朗記念館:陶房を出ると斜面に登り窯がある。かつてはこの辺りに清水焼、京焼きの窯がいくつもあったのだろう。焼きの窯場は宇治の山の中ではと思う。
河井寛次朗記念館:陳列室はこんな感じだ、書でも知られ「驚いている自分に驚いている自分」と語ったことは有名らしい。
河井寛次朗記念館:ここが陶房で氏の作品と道具類が展示されている。「心刀彫身」..作品を前にして納得(何を?)。
河井寛次朗記念館:試験用陶片。
河井寛次朗記念館:休息室にて、写真では見えていないが右の灯りが展示スペースで左側が陶房、正面左から登り窯へ行ける。
河井寛次朗記念館:1階を一通り見学した後2階へ、受付のあるリビング風の部屋の上が吹き抜けになっていて洒落た造りになっている。2階には書斎と居間がある。
河井寛次朗記念館:ユニークな椅子にテーブル。
河井寛次朗記念館:自在鉤と炉。
河井寛次朗記念館:多才だ。
河井寛次朗記念館:30分程、足早の見学で記念館を出た、来たときとは違うアングルで一枚。