概要:例年5月連休中に桜が見頃になる角館、このときは東北地方の桜見頃時期が例年に較べ約一週間ほど遅れているとの情報が聞こえてきた。ならば桜の時期には初めての桜名所「弘前城公園」へ行くと決めて公園から徒歩10分程のホテルを予約。初日は「角館」→「秋田千秋公園」をめぐり夕刻に弘前城公園近くのホテルへ。

角館武家屋敷だけなら新幹線利用で東京から日帰りが可能なので、5月の連休中に何回か訪れている。

上野駅朝一番の秋田新幹線こまちで午前10時頃「角館」駅へ着く、駅前からタクシーで桧内川にかかる古城橋へ、河川両岸の見事な桜並木→枝垂れ桜の武家屋敷の順にめぐる予定をたてた。

アクセス:JR秋田新幹線「角館」駅から徒歩約20分で内町「武家屋敷」へ
その他:「角館観光協会」角館Navi「青柳家歴史村」公式HP

青柳家:桧内川にかかる古城橋から桜並木を散策後、「青柳家」へ、時間に余裕があれば「石黒家」→「青柳家」→「岩橋家」...とめぐりたいところだが、今回は広大な敷地に六つの資料館を有し見応えがあり・楽しめる青柳家を見て回った。
出入り口となっている「薬医門」から入り主屋の土間を抜けると広場を挟んで右手に見えるひときわ大きな建物が農家を移築した「秋田郷土館」。
青柳家:秋田郷土館入り口、1階土間に農機具の展示と角館の伝統工芸「イタヤ細工」と「桜皮細工」の実演・展示・販売そして、2階に「戦史の部屋」と「音の保存室」がある。
青柳家:音の保存室、昔のレコード・レーベルコレクションがディスプレイされていた。
青柳家:1階のイタヤ細工実演コーナー。
青柳家:広い邸内に点在する蔵作りの展示館の一つ、順路で最後の「ハイカラ館」、蔵の中は2層建てで半地下に土産物と軽食喫茶室が設えられている。
青柳家:ハイカラ館の入り口から見るとこんな感じ、中二階が「資料室」で下の半地下が「喫茶室」と土産物コーナーとなっていた。展示室を見た後、喫茶室でコーヒーをすすりながらしばし余韻にひたる。
青柳家:中2階の資料室、といっても紙の資料ではなくマニア垂涎のコレクションが整然と展示されていた。蓄音機、掛け(柱)時計そしてクラッシックカメラなど趣味・道楽色が目一杯で楽しい限りだ。
武家屋敷:武家屋敷のワンダーランド青柳家邸内を一巡り、薬医門から喧噪の武家屋敷通りへ..人力車で優雅に武家屋敷をめぐるカップル、高い視線ちょっぴりうらやましい優雅な散策だ。
武家屋敷:添乗員の後に観光客が続く。
武家屋敷:幾重にも折り重なる武家屋敷の枝垂れ桜は日の光を受けて薄紅色に染まりゆらゆらと優雅に舞っているようだった。
武家屋敷:武家屋敷通りの一角、「角館小学校」跡。
武家屋敷:「樺細工伝承館」朝曇っていた空模様が徐々に明るくなり、昼過ぎにはこのように明るくなってきた。このあたりは内町武家屋敷通りの中程で道が鉤の手になっている。朝に較べ観光客がふえ賑やかだ。
武家屋敷:人・車が途絶える一瞬を待って、しだれのトンネルを撮る。
桧木内川:天候が回復したので再び桧内川へ、両岸に延々と続く見事なソメイヨシノの桜並木、彼方には雪を頂く山稜と見た目満点の情景。
桧木内川:連休過ぎのためかイベントもなく比較的静かな河原風景。
桧木内川:見事な枝振りの桜を見つつゆるりと散策。
武家屋敷:再び伝承館通りへ、朝に較べ凄い人出だった。この後足早に角館駅へ向かう。
角館駅:午後2時頃角館駅へ戻り、観光案内所「角館駅前蔵」に預けておいたリュックを受け取り、新幹線こまちで次の目的地秋田へ向かう。枝垂れ・ソメイヨシノともに見頃の桜散策だった。