概要:慈雲寺のイトザクラを堪能、桃源郷・桃の里といわれるこの一帯を、慈雲寺から道なりに塩山駅北口前の「甘草屋敷」まで散策。甲府盆地の春は桃の花で彩られていた。

アクセス:JR東日本中央本線「塩山」駅北口から徒歩約1分(甘草屋敷)
その他:「甲州市観光協会

桃の里:慈雲寺近く、春の芽吹きでふんわりと華やいでいた。
桃の里:塩山駅へ通じる沿道のそこかしこにある桃畑は開花が進み華やいだ雰囲気だった。
桃の里:雪を頂く南アルプス連峰をみつつ塩山駅へ緩やかに下る道(県道201号線)を歩く。
桃の里:慈雲寺から1キロ程歩いただろうか、左の斜面に「瀧見山 法正寺」という浄土真宗本願寺派のお寺が目にとまる。境内の桜が見頃なので一寸立ち寄ってみる。
桃の里:総門だろうか、両脇の桜が見頃だった。
桃の里:総門と本堂の間に鐘楼門のような三門があり総門から見ると奥の薄紅の枝垂れがアクセントとなっていた。
桃の里:同じ幹に二色の花、造花と見まがう程鮮やか。
桃の里:切り妻屋根の上に更に比較的大きな小屋根がある、このような民家はこの一帯独特の造りなのだろうか。前方からサイクルツーリングの3人がこちらへ近づいてくる、道はこの先の裂石で青梅街道へ入れば柳沢峠経由で奥多摩へ通じている。かつて塩山駅から青梅街道を柳沢峠-丹波山村-奥多摩駅のコースで輪行サイクリングを楽しんだ事を懐かしく思い起こす。
桃の里:菜の花と桃がうららの春に咲き競っていた。
甘草屋敷:慈雲寺から1時間程歩いただろうか、「甘草屋敷(かんぞうやしき)」へ到着。旧高野家住宅として主屋と付属屋の9点が全て重要文化財指定を受けている、江戸時代後期築の民家。
甘草屋敷:切り妻の中央部前面に2段屋根の独特な造りの甘草屋敷、パンフレットによれば「主屋は19世紀初頭の建築とされ、甲府盆地東部に広く分布する茅葺き切妻造民家の白眉として、....」とある。江戸幕府に納める”甘草”を栽培していたことで「甘草屋敷」と呼ばれるとか。
甘草屋敷:平成25年2月11日~4月18日「甲州市えんざん ひな飾りと桃の花まつり」と題して、恵林寺など6カ所の会場でひな飾りの展示が行われているという。
甘草屋敷:つるし飾りと御殿飾り雛(後方)、主屋は華やいだ雰囲気だった。
甘草屋敷:シルエットのつるし飾り。
甘草屋敷:主屋に設けられた「樋口一葉資料室」。
甘草屋敷:一葉ファン必見の展示室。台東区竜泉の「一葉記念館」HPはこちら
甘草屋敷:主屋を裏から見る。