概要:春の午後、蔵の街喜多方を散策した、訪れる前に何となくイメージしていたのが”川越”や”栃木”のような整然とした蔵の街並みだった。が、いざ散策を開始すると蔵の数の多さと多彩さに驚かされる。駅前のふれあい通り(中央通り)から雪を頂いた飯豊連峰が見えた、また喜多方は日本三大ラーメンの地としてよく知られる。

アクセス:JR磐越西線「喜多方」駅
その他:「喜多方観光協会」、「大和川酒造店」、「小原酒造」、「若喜商店

喜多方 蔵の街:磐越西線「喜多方」駅前から北へ延びる県道16号線(駅前諏訪通り)の先に雪を頂いた飯豊連峰を望む。喜多方駅に着いたのが午前11時半頃、蔵の建ち並ぶふれあい通り(中央通り)の蔵見世で腹ごしらえして、散策を開始。
喜多方 蔵の街:駅前の通りから東へ200m程離れ平行し蔵の建ち並ぶ「ふれあい通り」の中程にある「蔵座敷美術館」。この近くで昼食後「蔵のまち案内所」でボランティアの方から説明を受け”喜多方観光ぶらりんマップ”を受け取り、蔵巡り散策を開始。
喜多方 蔵の街:「昭和レトロミュージアム」、ふれあい通り商店街の中程にありミュージアム内には懐かしの昭和レトロな家電・雑貨などが飾られていた。
喜多方 蔵の街:昭和レトロミュージアムにおかれていた足踏みミシン。
喜多方 蔵の街:昭和レトロミュージアム前でふれあい通りから西へ100m程入った所に「大和川酒造店」があり”酒蔵見学できます”の案内板があったので、見学(無料)することにした。門を入り石畳に導かれて内部へ、向かって右の建物が蔵座敷で外から内部を見ることができる。
喜多方 蔵の街:酒蔵内のかなりの場所が「大和川酒造北方風土館」として解放されていた、杉玉と力強い梁組。寛政2(1790)年の創業で近代化産業遺産の指定(経済産業省)を受けている。試飲・販売も行っていた、酒好き必見の場所だ。
喜多方 蔵の街:大和川酒造店の外観、造蔵3棟、貯蔵倉2棟、うち1棟は藩政時代築のものとか。屋根の雪止めの多さがこの地の冬の厳しさを物語っているようだ。
喜多方 蔵の街:酒蔵を出て西へ500m程行くとしだれ桜遊歩道へ行き当たり、北へ500m程歩きそこから東へ400m程で「甲斐本家」へ。
喜多方 蔵の街:ここが蔵座敷で知られる「甲斐本家」、しかし、残念なことに半年ほど前の平成23年11月30日で閉館となっていて邸内見学不可だった。
喜多方 蔵の街:酒造・製糸業で財をなした甲斐本家(登録有形文化財)国道側から見る、シャッターの閉まった店蔵の佇まい、向かって左が表門だろうか。
喜多方 蔵の街:甲斐本家から南へ200m程行き左折(西へ)し飯豊連峰を見ながら田付川を渡りそこから400m程行くともう一つの蔵の通り「おたづき蔵通り」がある。
喜多方 蔵の街:出雲神社、田付川とおたづき蔵通りの中間あたり。
喜多方 蔵の街: おたつき藏通り、この辺り一帯の土蔵の家並みは明治中期に建てられたもので、当時の形態をよく残しているとか。蔵店をちょっとのぞいてみた、観光客目当ての喜多方ラーメンのパックなどが置かれていた。
喜多方 蔵の街:おたづき蔵通り、ふれあい通りほど多くはないが様々に意匠を凝らした蔵店が軒を連ねる。味噌・醤油醸造蔵元の金忠(かねちゅう)。
喜多方 蔵の街:「小原酒造」、仕込み時「もろみ中の酵母」にモーツアルトの名曲を聞かせ日本酒を醸造しているとか、モーツアルトが酵母の感性を刺激するのだろうか?希望すれば酒蔵の案内もしてくれるようだ。しかし、ここで試飲・購入の流れとなると荷物が増えるので、中へは入らなかった。
喜多方 蔵の街:グルッと回って再びふれあい通りへ戻ってきた。若喜商店、この写真の明治中期の瓦葺きから明治末期の煉瓦藏そして表通りに面した昭和築のタイル装飾店舗とバラエティに富んでいる。
喜多方 蔵の街:若喜レンガ藏入り口、無料で開放されている。
喜多方 蔵の街:入り口から入って右手の2階建てレンガ藏。明治37年の鉄道開通時レンガ工場が喜多方に建てられそれにともない喜多方に独特な「レンガ蔵」が多く建てられたようだ、漆喰土蔵とは異なるモダンな雰囲気が漂う。はめ込みは座敷蔵内部の様子。
喜多方 蔵の街:ふれあい通りに面した若喜商店内部、天井が白漆喰で昭和モダンな雰囲気だ。
喜多方 蔵の街:昭和の店舗、いろいろな建物が渾然一体となり違和感の感じられない自由で開放的な、喜多方蔵の街散策を楽しんだ。最後は喜多方駅前のこれまたレンガ藏造りで洒落た外観の「コーヒー煉瓦」で時間調整、そして喜多方駅では「SLばんえつ物語」号を見るという良いタイミングの旅の終わりだった。