概要:日本五大桜の1つとして知られる巨樹「三春滝桜」を観るため福島県の三春町を訪れた。昨年3月11日東北地方を中心に襲った未曾有の巨大地震「東日本大震災」の激震にも耐え何事もなかったかのように1000年の歳月を生き抜いてきた三春滝桜の逞しく優美な姿に困難に立ち向かう勇気をもらったように感じた。

アクセス:JR磐越東線「三春」駅から臨時バス「滝桜号」乗車、約20分で「滝の平」
その他:「三春町公式HP

三春駅:JR郡山で磐越東線に乗り換え午前8時14分「三春」へ到着、駅前は午前8時30分発の臨時バス「滝桜号」待ちで長蛇の列だった。滝桜号乗車券(観桜料込み1,000円)を購入、列の最後尾へ...臨時バスは何台も出るとのアナウンスが...
三春滝桜:臨時バス「滝桜号」に乗車、途中三春町役場を経て20分ほどで終点「滝の平」へ到着。人の流れに任せ見頃の梅を見つつ緩やかに上る田舎を歩く。
三春滝桜:見事な桜の群落辺りが滝桜の展望台となっているようだ。心地いい春の陽気、田舎道をのんびりと歩く。
三春滝桜:「三春」の名の由来は、春の訪れとともに桜、梅、桃が一斉に開花することからとか、桜の群落を背にしたこの梅を見てそれが本当のことだと実感した。
三春滝桜:歩き始めて15分ほど、見事な桜の群落に行き当たる。ここが小高い丘の頂点で「滝桜」の最初の展望所となっていた。初めて観る「三春滝桜」に思わず早足になる。
三春滝桜:北西方向、安達太良山と吾妻連峰だろうか遠くに雪を頂いた山並みが見えた。
三春滝桜:快晴の空を背に満開の桜。
三春滝桜:丘の上の神社、桜の群落が見事。
三春滝桜:丘の上の神社辺りで振り返る、草原の斜面に不知火型の土俵入りにも似た力強く華やかな「滝桜」が悠久の1000年を何事もなく過ごしてきたかのように屹立していた。
三春滝桜:滝桜に近づいてみる、人々の視線・挙動が何のわだかまりもなくあまねく滝桜に支配されていた。
三春滝桜:タンポポと滝桜。
三春滝桜:いったん土産物などの露店のある所で小休止、道端のスイセンも見頃...一斉に花開く三春ならでは。
三春滝桜:三春滝桜は薄墨桜(岐阜県)、神代桜(山梨県)と並んで「三大桜」の一つで国の天然記念物指定を受けている。
三春滝桜:遠く・近くでベニシダレの巨樹を取り巻く遊歩道は花見客で華やいでいた。
三春滝桜:滝桜を見渡す小高い斜面に詩人・草野心平の滝桜を詠んだ歌碑があり、絶好の展望・休息の場所となっていた。
三春滝桜:神社の丘から残雪の安達太良山、吾妻連峰方面の遠望、快晴だ。
三春滝桜:神社近くの桜をクローズアップで見る。
三春滝桜:草野心平歌碑近くから滝桜と背後の稜線を神社まで続く見事な桜並木を見る。
三春滝桜:名残を残しつつ「三春滝桜」を後に帰りは駐車場のある道を歩いて「滝の平」バス停へ戻った。