概要:錦秋の京都散策締めは、哲学の道沿いに銀閣寺→法然院→永観堂→南禅寺の順で散策、フィナーレにふさわしい紅葉絶景を堪能。

アクセス:京都駅烏丸口京都市バス17系統で約40分「銀閣寺道」下車
その他:「銀閣寺」HP、「法然院」HP、「永観堂」HP、「南禅寺」HP

銀閣寺:総門と中門を結ぶ「銀閣寺垣」、天を突くように高い生け垣にいきなり圧倒される。左側の生け垣は下から「石垣」、「竹垣」、「生け垣」の構成。右の生け垣の背後には竹林が見え隠れする。美術館でよく見られるアプローチにも似ている、寺院なので”結界”を意味するのだろうか。
銀閣寺:中門から入り左手に枯山水を挟んで庫裡があり右と奥は白壁の塀で区切られていてここから庭園はほんの一部分しかうかがい知れない。庭園へ入る前にこの花頭窓から銀沙灘(ぎんしゃだん)と庭園の一部を垣間見これから展開する庭園への期待をかきたれられる。
銀閣寺:本堂前から銀沙灘と右奥に向月台、一段高い盛り砂の銀沙灘の砂紋は大海の波紋を現しているようだ、左からの波紋は中央で広く大きうねりやがて左へ曲がり向月台へ向かい収束してゆくかのように見えた。銀沙灘は創建当初からではなく後世のものだとか。
銀閣寺:銀沙灘、向月台、銀閣(観音殿)、向月台近くは外人観光客に人気があるようで人だまりがなかなか絶えない。
銀閣寺:銀沙灘から銀閣前の池と向月台、オレンジと朱と常緑の組み合わせ。
銀閣寺:苔庭に散り落ちた紅葉。
銀閣寺:東山文化発祥の銀閣寺の中でシンボル的な東求堂(国宝)、錦秋の中にひそやかに佇んでいた。
銀閣寺:境内の参道は東求堂を近くにみつつゆるやかに進みやがて山腹を縫う上り道となる。
銀閣寺:山腹から銀閣を見る。
銀閣寺:修復も終わりスッキリと整った雰囲気の銀閣一階。室町幕府8代将軍足利義政の美意識を堪能。
法然院:銀閣寺の総門をでて直ぐ左の道から法然院へ向かう、寄せ棟藁屋根の山門は人気が高く人が途絶えることがない。山門前参道両脇の白沙壇(びゃくさだん)も一見の価値あり、砂盛りに秋にちなんだ模様が掃き描かれていた。
法然院:本堂近くの散り紅葉。
永観堂:法然院→安楽寺→霊鑑寺から哲学の道へ合流、疎水沿いの桜の紅葉を見つつ30分ほどで紅葉で名高い「永観堂」へ。ここの紅葉見頃は例年比較的早いようで、11月末~12月初旬には結構落葉しているが、今回は10日程早いせいか、何とも見事だった。
永観堂:朱印所前の紅葉、お見事。
永観堂:紅葉を前景に多宝塔、永観堂の定番アングルだろうか。
永観堂:御影堂(大殿)北側、参拝者の多さを見て堂内拝観を断念。
南禅寺:錦秋の京都旅、締めは夕日に鮮やかに染まる南禅寺三門の紅葉、ここでデジカメを仕舞い帰り支度を整え京都駅へ。